webのスマホサイトとアプリのUIの壁

webのスマホサイトも段々アプリのようなUIをする動きが増えてきました。

ユーザーからしてみると、普段はアプリを利用しているので、できるだけアプリの動きに近い方が馴染みやすいです。

アプリのようなUIに合わせるのは当たり前の流れなのかもしれません。

下は自分がツイートしたものですが、検索UIにおいては、上部にそのまま検索できるようにしておくことが増えてきました。

しかし、どうしても真似をすることのできない壁があります。

webのスマホサイトは検索からくる人を想定しないといけません

これがどこに影響してくるのかです。

  • サイト名
  • SEOを意識したワード表示

主にこの二つかなと思います。

これは大体のサイトにおいてファーストビューの上部に表示されます。

前者については、どんなサイトかわからないので、必然的に表示することになります。

後者については、google先生にどんなページかを伝えないといけないため、どうしてもSEOワードになりがちです。

ファーストビューで見せないといけない情報になるので、アプリだとその二つを削れるってのは大きい気がします。

食べログの例

食べログで二つの差を見てます。

スマホサイトは「渋谷駅 ランチ」で検索した結果を表示しています。

アプリは位置を「渋谷駅」と営業時間を「ランチ」で条件検索しました。

スマホサイト

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アプリ

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アプリだと、タイトルはいらないので、削って代わりに並び順を意識させています。

また、SEOを意識した表示しなくていいので、「グルメ・レストラン」というワードを削り、表示箇所を分けています。

アプリはサイト内にいる前提で作成できる

完全にユーザーにとって必要な情報だけを渡すことができます。

なので使い勝手を追求した作りにするのがベターだと思います。

webスマホサイトの場合は、UIはできるだけアプリに近づけつつ、SEOを意識した作りになるので、どうしても使い勝手では不利になります。

ただ、この話の前提は検索結果で来るサイトならではの話なので、webでも完全に閉じた世界(検索いらないサイト)で行動できるなら、思い切った見せ方をしてもいいかもしれないですね。